非定型うつ病の症状(鉛様麻痺)

うつ病の症状

非定型うつ病の症状(鉛様麻痺)

まるで鉛がつまったように体が重く、立ちるのも苦労するほど、全身がだるくなります。体の病気と思いがちですが、「鉛様麻痺」は「うつ」シグナルです。非定型うつ病の重要な症状です。

「鉛様麻痺」の特徴

鉛様麻痺心の病気は、さまざまなシグナルを体に送ってきます。非定型うつ病の場合は、「鉛様麻痺」という症状があらわれます。これは、まるで手足に鉛がつまってしまったように、体が重く感じる症状です。この症状があらわれると、単に疲れやすいといったレベルを超え、立ち上がるのさえ苦労するほど、全身が極度にだるくなります。
この症状は、過剰な運動をしたために起こるのではなく、いやなことがあって気分がふさぎ込んだときに起こりやすくなります。非定型うつ病を診断するときに基本となる症状は気分反応性ですが、鉛様麻痺も、それに劣らないほど非常に重要な症状です。

誤解されることの多い症状

体が重くなって行動できない非定型うつ病では、いやなことがあると、それに反応して気分がふさぎ、落ち込みますが(気分反応性)、それと同時に鉛様麻痺もあらわれ、体が重くなって行動できなくなります。つまり、心と体が連動して「うつ」におちいり、さらに、過眠もともないますので、横になっているしかないような状態になってしまいます。
会社勤めの人だったら、朝起きようとしてもどうにも起き上がれず、欠勤が続いてしまう、ということにもなります。本人はわざと動かないのではなく、自分の意志ではどうにもならないところで体が反応し、このような状態になっていますが、第三者の目には、いやなことからのがれるためやっている、と映ってしまいます。ほんとうにぐあいが悪いのかと疑いの目でみられることもあります。そこで、自分でもなんとかしたいと病院を受診しますが、いくら検査を重ねても「異常なし」という結果になります。ときには、「慢性疲労症候群」と診断されることもあります。
鉛様麻痺のような身体症状の場合、当初は心の病気と思わないため、受診するのは精神科ではなく、一般の医療機関。医師も専門医ではないため、見過ごされてしまうのです。非定型うつ病は、病気を理解していない人から誤解されがちな病気ですが、この鉛様麻痺は、特に誤解を生みやすい症状といえます。いずれにしても、非定型うつ病は、鉛様麻痺とまではいかない場合でも、非常に疲れやすくなる病気です。そのため患者さんは、自分の体をいたわりすぎてあまり動かしません。しかし、これは逆効果。ますます体を動かすことがおっくうになり、うつも悪化します。しかし、鉛様麻痺は「神経性疲労」で、運動をつかさどる前脳の機能が不足している状態です。これを改善するには、意識的に体を動かすことが重要になります。

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