非定型うつ病・遺伝の影響

うつ病の症状

非定型うつ病・遺伝の影響

家族に非定型うつ病の人がいると、同じように発病する可能性は高いといえます。ただし、ストレスに対処するなど、できることはたくさんあります。あまり心配しないことです。

他のうつ病とくらべて、家族性発症率が高い

遺伝の影響非定型うつ病は、遺伝する病気なのでしょうか。患者さんや家族にとっては気になる点だと思います。精神障害の原因は、一般的に、遺伝と環境の両面から考えますが、非定型うつ病の遺伝子は、現在のところまだ解明されておらず、はっきりしたところは不明です。ただ、家族性(原因にかかわらず、同じ家系に多く発病)の傾向が強い病気であることは、調査からわかってきています。非定型うつ病は、ほかのうつ病とくらべて、家族性発症の率が高いことが、アメリカの疫学調査(2003年)でも報告されています。
これによると、非定型うつ病の患者さんのうち7割は、両親のいずれかがうつ病です。さらに、非定型うつ病の家族には非定型うつ病が多く、ほかのうつ病の家族には非定型うつ病以外のうつ病が多いという報告があります。つまり、非定型うつ病と、その他のうつ病では、病因が異なると考えられます。

環境や生活習慣の影響も

環境や生活習慣の影響も家族性が強いことを、必要以上に心配しないようにしてください。家族であれば、素質や体質、性格などが似ていますし、生活習慣やストレスへの反応などが、知らず知らずのうちに同じようになるため、発病が多くなることも考えられます。
しかし、一卵性双生児の場合、ひとりが非定型うつ病になっても、もうひとりが非定型うつ病を発病する確率は47.3%。100%ではありません。まったく同じ遺伝子をもっていても、
半数以上は発病しないのです。ただ、家族に非定型うつ病患者がいる人は、自分も発病する可能性があると知っておくことは大切です。うつ病についての知識を高めたり、ストレスへの対処のしかたを工夫する、といったことを心がけてください。

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