うつ病の症状(日内変動・ため息)

うつ病の症状

うつ病の症状(日内変動・ため息)

うつ病の患者さんの多くが「朝がいちばんつらい」と訴えます。仕事や学校に行く気力もわきませんが、夕方になると少し楽になってきます。

ため息の回数が増える

症状・ため息が多くなるうつ病は、抑うつ気分が通常のレベルを超えてしまう病気ですが、そのサインがため息です。ことばで形容しがたい憂うつ感、不安感、孤独感などが、ため息となって吐き出されるのです。
初期の段階では抑うつ気分が比較的軽いので、仕事や家事をこなすことができます。そのため、本人も家族も「疲れがたまったのだろう」と考え、うつ病の始まりとは思いません。抑うつ気分が強くなるにつれ、「ただの疲れではなさそう」と気づくようになります。
診察時に、付き添いの家族から話を聞いてみると、「だいぶ前からため息が多くなってた」というケースがよくあります。

日内変動」・朝の習慣が乱れる

「日内変動」一般に、抑うつ症状は、朝起きたときにもっとも強く現れ、昼過ぎから夕方にかけてよくなっていきます。これを「日内変動」といいます。
朝は、通常よりずっと早く目が覚めているのですが、極度に気分が落ち込み、体もひどくだるくて、ふとんから起き上がることができません。起きて顔を洗い、服を着替え、朝食をとる、こうした朝の習慣が乱れてきて、会社や学校へ行くのがつらくなります。
軽度のうちは、「何もできなくなる」という状態ではないので、午後からはふつうに仕事や家事に取り組むことができます。

朝はこんな症状がみられる

・早朝に目覚めるが、気分の落ち込みがひどくて、起き上がれない
・新聞を読んだり、テレビを見る気になれない
・着替えをする気になれず、パジャマのままで、すごすようになる
・朝食を食べたいと思わない
・会社や学校に行かなければと思うが、気力がわかない
・人に会いたいと思わない

人を避けるようになる

人を避けるようになるうつ病の人は、落ち込んで何をする気にもなれない自分を嫌悪し、責めています。そんな自分を人に見られたくないという思いがあり、人に会うのを避けるようになります。来客があっても居留守を使ったり、電話が鳴っても出なくなります。それまで、電話連絡をこまめにしていた人が、携帯電話の電源を切ったままにしたり、メールや手紙が届いても、読もうともしなくなることがあります。
ひどくなると、家族と顔を合わせるのもいやがり、自分の部屋に引きこもるようになります。本心は、だれかにそばにいてほしいと思っているのですが、心が拒否してしまうのです。引きこもっている患者さんを心配して、家族が散歩などに連れ出しても、気分転換になるどころか、本人は疲れるばかりで、帰宅するとさらにぐったりしてしまいます。

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