非定型うつ病の症状(怒り発作・アンガーアタック)

うつ病の症状

非定型うつ病の症状(怒り発作)

いきなり大声でどなったり、相手を非難したり、物に八つ当たりして壊したりします。これも病気のためなので、周囲は、患者さんといっしょに興奮してはダメです。冷静さがポイントになります。

怒り発作」の症状と接し方

怒り発作(アンガーアタック)非定型うつ病の拒絶過敏性が爆発的な怒りとなってあらわれる症状が「怒り発作」です。アンガーアタックともいいます。患者さんは、いわゆる「キレる」状態になり、体をふるわせて相手を非難したり、大声で叫んだり、手当たりしだいに物を壊したりして、手がつけられないようになります。きっかけはささいなものが多く、ふつうなら理由にもならないことで怒りますので、まわりの人は、わけがわからず困惑します。しかし、大騒ぎしては、ますます刺激を与えることになってしまいます。

怒り発作への対処法

怒り発作への対処はむずかしいですが、家族や周囲の人は、興奮している患者さんといっしょの土俵には上がらないことがポイントになります。相手がいくら理不尽なことを言っても、理屈で反論せず(相手はますます興奮します)、やさしく耳をかたむけるようにします。
アドバイスをする場合は、相手の様子をみて、気持ちが落ち着いたところを見はからいながら、客観的な意見を言います。時間はかかっても、必ずよくなると信じ、あせらず冷静な態度を保つことが大切です。

発作のあと

発作のあとは、抑うつが強まる怒り発作がおさまったあと、患者さんの多くは、「申しわけないことをした」と激しい自己嫌悪におちいり、さらにうつ状態が悪化します。発作を起こしたのは本来の自分ではない、「おかしい」とも感じています。怒り発作は、すべての患者さんに起こるわけではないのですが、この発作がある患者さんは、うつ尺度が高い、という調査報告もあります。
怒り発作がしばしば起こる患者さんは、医師に相談して、感情調整薬や鎮静薬を処方してもらうことも対処法のひとつです。また、発作による社会的な損失を最小限にするためには、休職も選択肢になるでしょう。

「怒り発作」の診断基準

過去半年間、怒りっぽい
B
過去半年間、ささいなことに対して過剰な怒りを示す
過去1カ月以内の間、不穏当な方法で他人に対して怒ったり、激怒したりすることが1回以上ある
怒り発作において、以下に示す症状を4つ以上、少なくとも1回以上体験している

a…心拍の増加、心臓がドキンドキンと打つ、動悸

b…ほてり、赤面

c…胸の締めつけ、胸痛、もしくは胸部圧迫感

d…手足の感覚麻痺、もしくはうずく感じ

e…頭がふらふらする感じ、めまい、不安定な感じ

f…息切れ、もしくは呼吸困難

g…発汗

h…ふるえ、もしくは身ふるい

i…激しい恐怖、パニックのような感じ(いてもたってもいられない感じ)、不安感

j…制御できない感じ、もしくは爆発しそうな感じ

k…他人の体を攻撃したい、もしくはどなりたいような気分

l…実際に他人の体を攻撃する、もしくは言葉で攻撃する

m…まわりのものを投げたり、壊したりする

※アンガーアタックは、怒りの感情をコントロールできないために起こる行動で、性格によるものではありません。冷静になったあとは、自己嫌悪におちいり、うつ状態が悪化します。

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